さわらブログ

さわら(@xhiroga)の技術ブログ

個人用クラウドストレージの再選定と移行(2021)

TL;DR

再選定

2018年から3年利用した OneDrive for Business 2 をやめることにしました。 もともと 無制限の個人用クラウド ストレージ* に惹かれて契約したのですが、実はユーザーが5名以上いる場合に限られています。 (個人で無制限のストレージとして利用するユーザーがいると困るのでしょうね)

www.microsoft.com web.archive.org

よい機会なので、1TBを超える分はNASサーバー&S3などのバックアップに置くようにして、新たにクラウドストレージを選定しました。

docs.google.com

結果、個人向けとして最もベーシックであろう Microsoft 365 Personal を選定しました。1TB利用でき、Officeも使えるのがポイントです。

移行作業(マイグレーション

当初の想定では、個人用PCと外付けHDDを活用した移行を検討していました。

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クラウドストレージ移行 当初案

この方法には2つデメリットがあります。

  1. OneDriveアプリは外付けドライブと同期できないので、ブラウザから巨大Zipファイルを落とす必要がある
  2. 外付けHDDをアンマウントできないため、作業中MacBookを持ち歩けない

巨大Zipファイルのダウンロードは失敗すると1からになってしまうリスクもあり、別の方法を検討しました。

Synology NASクラウド同期について

新たに購入したSynologyのNASサーバーの Cloud Sync を活用して移行しました。

SynologyのNASサーバーにはクラウド同期機能が2種類あります。

  1. 標準のFile Stationのリモート接続機能
  2. パッケージセンターのアプリ Cloud Sync

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Synology File Station リモート接続

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Synology Cloud Sync

(エラーが出ていますが、気にしないで下さい)

Cloud Syncの汎用性は素晴らしく、複数のクラウドストレージを同時に同期できます。 また、1種類に付き複数のアカウントでログインすることも可能です。

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Synology Cloud Sync 対応プロバイダー(一部)

こちらを利用し、新旧のOneDriveをいったんローカルに同期した後、NASサーバー内でファイルを移動することで移行作業を完了できました。

まとめ

クラウドストレージとNASサーバーの棲み分け・クラウドストレージのローカル同期に特化したアプリなど、適材適所を考えさせられました。 NASサーバーは当初自作も考えましたが、Synologyのパッケージセンターの様々なアプリを試すのも楽しいです。しばらくはSynologyに浸かろうと思います。