さわらブログ

さわら(@xhiroga)の技術ブログ

軒下の蜂の子を食べる

きっかけ

家の軒下に蜂が巣作りしているのに気が付きました。野食料理系Youtuberにハマっていたこともあり、取って食べるのに挑戦してみました。

軒下の蜂の子

この記事にはハチの幼虫の写真が含まれます。集合体や虫が苦手な人は読まないでください。

予想

蜂の駆除も昆虫食も初めてですが、特に気になったのは以下の3点です。

  • 蜂は水をかけると動きが鈍くなるのは本当か *1
  • ゴキジェットでも蜂は駆除できるか
  • 蜂の子は美味い(特に前蛹はフンが出きっていて美味い)は本当か

*1 先に言っておくとこれは素人考えだったので真似しないでください

駆除

準備

巣の形状はシャワーヘッドに似ており、ハチ自体のシャープな体格からアシナガバチに分類されそうです。スズメバチほど凶暴ではなく、こちらから攻撃しなければ反撃もされないらしいです。

ただ、場所が玄関近くでした。配達員の方々を怖がらせるのも不本意なので、駆除することにしました。

服装はフード付きのパーカーに軍手。

フード付きパーカーに軍手

装備は水の入ったバケツにゴキジェットでした。ハチ用の殺虫スプレーが1000円近かったのでケチってます。

水の入ったバケツとゴキジェット

蜂が巣に集まり、かつこちらから視認できる夕方を駆除の時間にしました。

結果

駆除できたものの、一箇所をハチに刺され大いに反省しました...

右手首をハチに刺され直径数ミリの水疱ができた

敗因をまとめると以下のとおりです。

  • 巣に水をぶっかけるのは完全に悪手
    • 殺虫剤に比べて遅い
    • 水ぶっかけた後人間側にスキができ、ハチに反撃される
    • 巣に水がかかると幼虫を食べるときに少し大変
  • ハチは服に少しでも隙間があると狙ってくる
  • ゴキジェットをハチに使うのは、噴霧する量と速度に課題がある

具体的には、ハチの巣に水ぶっかけた後のスキで、軍手とパーカーの袖の間の1~2cmの隙間をハチに刺されました。
身を以てハチ専用駆除剤の需要や防護服の意味を知った感じです。

とはいえ、それ以外には特に負傷もなく、ハチを動けなくした後に巣を回収することができました。

料理

こちらが回収したハチの巣です。まだ1層しかありませんが、孵化しかかっている幼虫もいました。

回収したハチの巣

収穫

蜂の巣に水がかかって脆くなっていたこともあり、巣を破きながら蜂の子を取り出していきます。

箸やフォークで試しましたが、箸は幼虫に太すぎるしフォークはつまめないしで、やはりピンセットが欲しかったですね。今回は最終的に素手で取りました。

幼虫から前蛹まで、蜂の子を取ってフライパンに落とした

途中、幼虫と目があうんですが、まだ動いてて可愛いんですよね...子どもを奪ってしまい、女王蜂に申し訳ない気持ちになります。

また、巣の蓋を破ると成虫が出てくることもあり、それは今回潰してしまいました。後で調べたら食べられそうだったので、惜しいことをした...

調理

まずは生食しました。結論から言うと前蛹が一番美味いです。花のような香り、うっすらとした甘み、コーンポタージュのようなとろみ。特に苦味はありません。

幼虫もプリプリしていて美味いのですが、体の内側にほのかな苦味があり、これがフンの味かと思いました。

食べるのはかなり勇気を要したのですが、いざ食べたら思いの外美味しくて最終的に5匹くらい生食したと思います。

終わったら蜂の子を佃煮風にします。

砂糖に同量の醤油で蜂の子を煮詰める

これも美味かったのですが、砂糖醤油の味が強すぎてもったいなかったですね。次は炒って塩で食べようと思いました。

まとめ

  • ハチ駆除はジェットタイプの殺虫剤を使おう
  • 服装は隙間なく。日焼け対策とは訳が違う!
  • 蜂の子は美味い

普通に美味かったので、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。