ダランベールの収束判定法を、英訳とグラフで直感的に理解する
機械学習の基礎としての大学数学を学び直しています。
確率統計の分野で確率のモーメント母関数を求める基礎としてマクローリン展開が、さらにその基礎としてダランベールの収束判定法が必要となります。
マセマの微分積分は分かりやすいのですが、グラフを加えてさらに直感的に理解できるようにしました。
ダランベールの収束判定法
(i) なら
は収束し、
(ii) なら
は発散する。
( なら、ダランベールの収束判定法では判定できない)
英語版での名称
ダランベールの収束判定法を言葉で説明すると、級数の∞番目と∞+1番目の項との傾きを調べる、となります。
実はダランベールの収束判定法は、英語では単にRatio Testと呼ばれているようです。私はRatio Testの方が分かりやすいと思いました。
グラフによる理解
級数が収束する場合、発散する場合のそれぞれで、グラフの傾きを見てダランベールの収束判定法を直感的に理解したいと思います。
級数が収束する場合
のグラフでは、次の通りnが極限に近づくに伴って傾きが0に近づいています。
級数の小さくなり方が加速していく時、級数の和が収束する、と言い換えられそうですね。
級数が発散する場合
のグラフのPの値をアニメーションで変化させています。Pが1より小さければnは収束し、Pがより大きければnが発散します。
級数の大きくなり方の差の開き方が加速していくとき、級数の和が発散する、と言い換えられそうですね。
まとめ
ダランベールの収束判定法では、級数の小さくなり方・大きくなり方の加速度合いを見て、級数の和が収束するか発散するかを見ていることが分かりました。
