書評 - MaxOS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス
defaultsコマンドへの興味が高じて、2000年代の海上忍さんのOS Xに関する著書を読んでいます。
TL;DR
特に気になったコマンド
nano
2,3年前くらいからシステムのデフォルトエディタになっていることがちらほらあり、てっきり新しいエディタなのかと思っていました。
実際にはOS Xの初期から pico
( nano
のインスパイア元)が搭載されるなど、歴史のあるエディタのようです。
type
シェルのビルトインコマンド。debianにもBSDにもあるので割と有名なようだけど、初めて知りました。
which
をエイリアスに対して実行する場合は終了コード1が返ってくるが、type
の場合はaliasであることを教えてくれるので便利。
root@fe314f058bb4:/# alias foo="echo foo" root@fe314f058bb4:/# foo foo root@fe314f058bb4:/# which foo root@fe314f058bb4:/# echo $? 1 root@fe314f058bb4:/# type foo foo is aliased to `echo foo'
appleping
, atlookup
AppleTalkがサポートされなくなったことに伴い、コマンド自体も無くなっていました。 最新のmacOSでAppleTalkを有効にする方法はちょっと分からなかったので、古いOS XやNEXTSTEPエミュレーターに触る機会があれば試してみたいです。
nvram
macOSの調子が悪くなったときにやる NVRAMリセットでおなじみ、NVRAMに設定されている環境変数を見ることができます。
正直中身は一切わからないものの、Intel MacとM1 Macで違うのかな?というのは気になりました。
まとめ
リファレンスを読むことで知識の隙間を補完できました。