【読書RTA】 #技術書典 7で購入した31冊レビュー 【自己最速】
日曜日の #技術書典 7の熱が冷めないうちに、購入させて頂いた31冊をレビューします!
(実は35冊購入しています。理由は最後に書きますが、いくつかRTA対象から除外しました。)
31冊読み切っての感想はこんな感じです。
本、1000から2000円でその道の最前線の人類の叡智に触れることができるので実質無料では…
— 山本一成⛅️Ponanza (@issei_y) September 23, 2019
本は実質無料!!!!!
※まずは脳内でインデックスを作るのが大事!という考えから、チュートリアルや詳細等を読んでいない本もあります。ご了承ください。
茶々○ - Amplify と AppSyncで作るサーバレス開発入門
AppSyncと言わずGraphQL入門書として素晴らしいと感じました。私がAWS慣れているのはあるかもですが。
GraphQLサーバーを構成する要素の図解が良かったです。俯瞰があるとその後の知識の吸収が楽!
Amplifyちょっとキャッチアップできたのも良かったです。Cognito本を出していながらAmplify経験がほぼなかったのですが、なるほどUserPoolもCLIで作ってくれるのか、というのが勉強になりました。
yamacraft - Androidアプリで始める Firebase Authentication 導入ガイド
Firebase Authentication めっちゃ手厚くないですか? Cognitoはどうなのだろう(Amplifyキャッチアップしないと!)、時になってしまいました。個人開発アプリ、頑張ってください!
佐々木拓郎 - AWS IAMのマニアックな話
今回の #技術書典 で一番楽しみだった本です。マニアックな話、というよりはIAM入門、という感じだったので、チームメンバーにも広くオススメできると思いました。(もちろんマニアックな話もあります!)
個人的にはIAMグループの切り方のパターンが学びでした。他のプロジェクトではどうしているか、もっと知りたいですね!
いくつか気になったポイントがあったので、ぜひ佐々木さんとお話したいです。
- アプリケーション開発で、AWS-SDKを利用する機能を開発するならローカルにIAMのクレデンシャルがないと厳しいような。セキュリティ的には心配なので、環境のVDI化(Workspace)などと組み合わせた対策が要りますかね?
- ユーザー認証をOktaやG Suitesなどで行い、そこからスイッチロールするパターンに注目しています。特に言及がなかったですが、いかがでしょうか?
- IAMユーザーをCloudFormationで作成するのは、たしかに更新時のことを考えるとメリットが薄いですね...で、CDKどう思いますか?(新メンバー追加時に、テンプレートをコピペせずにユーザーを追加できるのでは、と思ってます)
@t-funaki - AWS IoTでつくるお手軽スマートホーム
AWSのマネージドMQTTはAWS IoT、ってことが分かったので満足です。他のリソースとの連携も手厚いですね。
ところで、センサー→ラズパイ→サーバー、のように、データの保存を中継するだけのコンポーネント(ラズパイ)がある場合、データ受信と送信を別プロセスにするデザインは興味深いと思いました!いろいろ応用が効きそうですね。
かろてん - AWSなのに、エモい。
まえがきに「読後感が映画を見終わった後のよう」って書いてあって、「いやそんな訳ないでしょ」と思って読んだらマジでした。
minamo - CodePipeline でお手軽ブログ運用
CodeStar と CodePiplineはじめCode兄弟の関係性を図で整理してくださったのが超良かったです!
Cookpad Inc. EngineersCookpad Tech Book
AWSのセキュリティについて整理してもらえたのが嬉しかったです!自分の中でGardDutyとSecurity Hubがごっちゃになっていたのを自覚しました。定番CloudFormationテンプレートみたいなのを作って、新アカウント作成時に速攻で監視体制をばらまけるようにしたい所存です。
graneed - curlコマンド 完全に理解する
curlでできることってこんなに多かったんですか?と驚きました。メール送ったりとか...。
出力やURLにいろんなオプションがあることを把握しておくと、今後テストエビデンス取るのが楽になったりするかも、と思いました。
それから、dockerエンジンってRest APIがあるのを初めて知りました。知っていると応用が効きそう。
yoshihir - Datadogで始めるモニタリング基盤
チームのスケールごとにデータ監視基盤がSaaSから内製に移っていくんだ、というのは納得です。
ところで、合同誌じゃなくて一冊ごとになっているのはお目当てのトピックが探しやすくて助かりました!(書くのは大変だったと思いますが...!)
ゆるふぁい - Delphiで作るスマホアプリ
Object Pascalって言語を初めて知りました。シンプルに書けていいですね。
Windowsでクロスプラットフォームアプリを作ろうとするとこんな選択肢があるのか、と勉強になりました。
服バカ - GoとAWS CDKで作る本格SlackBot入門
技術書典7で唯一のCDK本ですよね?利用者の広がりを感じています。
CDK利用部分はTypeScriptで記述されてましたが(正直想定外でした)、今後はGoに統一したいですよね!やっぱり!
ひかる黄金わかめ帝国 - GraphQLスキーマ設計ガイド
GraphQL触ってないのに勢いで購入しちゃいました。主張が明確で良かったです。今後触る時に思い出します。
@kazuph - IoTの本 なぜからはじめるプロトタイピング
BLEデバイスで遊ぶことに興味があったんですが、素直にラズパイ使えば開発できることが分かって敷居が下がりました。
リアクティブプログラミングについて初めて調べました。普段のプログラミングと考え方が違って面白かったです。
Minami Kobayashi - Java to Kotlin to Better Kotlin Handbook
Kotlinにより親しみを持てたのでとっても感謝しています。チームでKotlinを利用しているのですが、インフラばかり触っているせいでなんだか苦手意識がついてしまって...よい復習の機会になりました。
Kotlinの機能それぞれに対して、Javaとの比較を、現場目線で解説した本、って、実は初めて読んだかもです。すぅっと入ってきました。
あと表紙可愛いですね!!!自分で書きたくなるの超わかる。
パステルレインボー - Ktor によるREST API の開発
Springとの比較で書かれていたので、Ktorの嬉しいところが理解できて良かったです。
LINE API Export - LINE API HANDBOOK
LIFFとLINE THING関連の章を読みました。vConsoleを初めて知って感心しました。異なるプラットフォームの開発・デバッグの工夫の話って面白いですよね。
前述のIoTの本と合わせて、BLEで遊ぶならラズパイかLINE THING、という考えを持てたのが良かったです。
himanago - Microsoft AzureでつくるクロスプラットフォームAIアシスタントスキル
クロスプラットフォームAIアシスタントスキルってなんだろう?と思ったんですけど、なるほどWebサーバーとAPIサーバーを分けるんですね。Azure Logic Appsを初めて見ましたが、高機能だと思いました。
あとちょまどさんのイラストは家宝にします。
まねふぉ執筆部 - Money Forward Tech Book #1 マネーフォワードを支える技術
OpenAPI Generatorの知見が気になって買いました。Railsはサポートのライブラリがたくさんあっていいなぁ...
YAML書くのしんどくないですか?というのはぜひ著者さんと話したいです。弊社はRestLetってサービスを使ってますが、もうすぐクローズするんですよね...。
あ、ECS入門は一冊にしても買う人いたと思いますよ!次回はぜひ!!!
@pco2699 - Nuxt.jsとFirebase でつくるアルゴリズムミニアプリ1
アルゴリズムとっつきづらいな〜。普段そこまで関係ないからな〜。と思っていたので前半からめっちゃ頷いて読んでました。
フロントエンド普段触らないのですが、この本スイスイ進めますね。チュートリアル半分終わっちゃいました。
細かいんですが、 jest
は npm -g install jest
している人じゃないとコマンドラインからたたけないと思うので、記述を npm test
に差し替えるとベターだと思います。
@_sakaryu - Oculus QuestではじめるVP創造主
UnityだけでOculus Quest環境が作れるんですか!やるしかない!!!!!
ik-fib - SSH Handbook
LinuxへのSSHにMFAが利用できる設定を知らず、勉強になりました。PAM認証についてキャッチアップせねば...!
メンチコロッケカレー - Starting Istio
macでさくっとチュートリアルを進められそうなのが嬉しかったです。手を動かす時にもう一度読みますね!
電気羊 - YubikeyとOpenSSLで作る電子認証局
認証局を自分で作るとインターネットの仕組みがよく分かりそうだな、という感想を得ました(つまり私はこの本の対象読者ではない...!)
Yubikieyにこだわらずオレオレ認証局を作ってみようと思います。
竹原 涼 - くいっく プロトコル解説シリーズ HTTP/3編
魔法と妖精でOAuthを解説しようかなと思ってたら先人がいてびっくりしました。
ゆー - 楔形文字とユニコードの出会いにまつわるエトセトラ
楔形文字がユニコードに収録されるまでの過程が歴史書みたいに書かれていて、むしろ著者が何者か気になりました。
日本PlayCanvasユーザ会 - 実践PlayCanvas
ブラウザだけで3DのWebアプリが作れちゃうんですね。すごい!
ギーつくの友利奈緒 - ゼロから作るBLEデバイス
タイトル通りデバイスをゼロから作っている本です。私はラズパイから始めようと思いました。
DJ SHARPNEL - なれる!バーチャルDJ
著者紹介が面白かったです。完全に勢いで買ったんですが、バーチャルDJいいな、VRChatのクラブ空間行くぞ、と思いました。
seiyab - 破門 Java
Nullチェックを久しぶりに見て、Null非許容言語っていいものなんだな、と認識を改めました。
関満徳 - プロダクトオーナーになる前に読む本1 & プロダクトオーナーになる前に読む本2
プロダクトオーナーのための参考文献があったのがよかったです。
OKRが出てきたのは意外でした。それって経営者のカバー範囲で、プロダクトオーナーが設計するところではない、って先入観があったので。
ωうさぎ - 綿を育てて布を作る【栽培編】
簡易ハウス栽培セット自作してみた、って感じの本でした。
昔インドネシアからコーヒーの苗をもらってきたことがあったんですが、こうすれば枯らさず育てられたのかな、と思いました。
RTA対象外の本について
じっくり読まないと分からんな...というものはRTA対象外にしました。じっくり読みます!
- kuberneko - DeNA Kubernetes わいわい会の本
- @yuki476 - 大事なセキュリテイの話をしよう
- Secure旅団 - 時計じかけのセキュリティ
- @hamano - マイナンバーカードと電子署名の本